アルミ連続溶解保持炉
ポット溶解システム
製品の特徴
溶解ポット
- ポット内の圧力、火炎、排気流を最適に制御し、短時間で効率よく溶解します。
- 中間蓋設置による溶解スペース増設、リターン材、インゴット材の同時溶解等、ユーザーの使用材料に適したポット設計を行います。
- 溶解後は、溶湯を移し替えることなくポットをフォークリフトなどで搬送し、手許炉へ供給できます。
- 溶解室に余剰空気が少なく、酸化物発生を抑制し、メンテナンス性に優れています。
- 高熱負荷に耐えうる高性能耐火材を使用しており、十分な耐久性をもっています。
集中溶解炉システムとの比較
1. 集中溶解炉システム
- 溶解~配湯までの一連の流れで「集中溶解炉」、「取鍋等の搬送装置」、「手許炉」と3つの個別装置が必要。
- 夜間、休日等の非稼動時の溶湯保持にかかるエネルギーロスが大きい。
- 異種合金溶解が不可能。
- ダイカストマシン増設時、全ての計画台数に対応できる容量の炉の設置が必要で、計画更新時、大きなロスを生む。
- 危険作業(湯抜きタップ作業)が必要で、湯漏れの危険が伴う。
2. ポット溶解システム
- 溶解~配湯までの一連の流れで、材料投入を備えた「ポット溶解炉」、「手許炉」の2つの個別装置のみ必要。
- 必要な時に必要な量を短時間で効率よく溶解し、素早く手許炉に供給できる。
- 複数のポットを設置することで、異種合金の溶解が可能。
- 複数台設置することで、生産状況に応じて溶解量の調整が可能で、エネルギーロスの低減だけでなく、新規ダイカストマシン導入や、新工場建設の際の投資リスク低減になる。
- 危険作業(湯抜きタップ作業)が不要で、安全に操業が可能。
ポット溶解炉導入例
仕様・能力
ポット容量 | アルミ350kg/ポット |
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溶解バーナー | 熱交換機バーナー(250,000kcal/hr) |
溶解能力 | 350kg/hr |
LPG原単位 | 0.035Nm3/kg |
材種 | 2種対応 |